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Home 9 Q&A 9 医療過誤訴訟での、裁判手続きの流れは?

Q.医療過誤訴訟での、裁判手続きの流れは?

A. 訴訟提起 (訴状を裁判所に提出します)
    ↓
  第1回口頭弁論 期日
    ↓
  争点整理手続き
    ↓
  第2回口頭弁論
    ↓
  第3~4回口頭弁論
    ↓
  集中証拠調べ(証人尋問)
    ↓
  第5回口頭弁論
    ↓
  判決又は和解

 大まかな流れはこのようになります。口頭弁論の回数や、争点整理手続きの回数は、事件の複雑さによります。口頭弁論は、テレビで見るような法廷で行われます。一方、争点整理手続は、大きな丸テーブルを裁判官と弁護士が囲み、細かい問題点について、どのように進めていくか双方からの意見を聞きながら進めます。集中証拠調べとは、担当医師や原告本人等に対する証人尋問・本人尋問を行います。この前後で、必要と判断されれば鑑定人を選んで鑑定を行います。このような書面の提出と、証人尋問を行っていく中で、裁判官はどちらの言い分が正しいか、証拠があるかどうかをもとに判断していきます。
 判決になるか、和解になるかは、双方が歩み寄れる余地があるかどうかで決まります。

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医師・弁護士 富永 愛(大阪弁護士会所属)

この記事を書いた⼈(プロフィール)

富永愛法律事務所
医師・弁護士 富永 愛(大阪弁護士会所属)

弁護士事務所に勤務後、国立大学医学部を卒業。
外科医としての経験を活かし、医事紛争で弱い立場にある患者様やご遺族のために、医療専門の法律事務所を設立。
医療と法律の架け橋になれればと思っています。
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