Q.争点整理手続とは?
A.原告・被告が、互いに準備書面という書類を提出し、相手方の主張に対して認否・反論と主張を相互に繰り返して、争点を絞ってゆきます。
医療訴訟では、主張を記載した「準備書面」以外に、「診療経過一覧表」という一覧表も作成しなければなりません。これは、診療の経過がわからなければ争点がわからないため、裁判所に対して流れをわかりやすくする目的で作成されます。また、適宜、必要な医学文献や私的鑑定意見書などの「書証」(書面の証拠)も提出します。
このような書面などが提出されていく過程で、ほぼ争点が絞られてくる時期になると、裁判所が、「争点整理案」を作成し、争点の整理を行います。