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医療過誤問題の法律事務所

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Home 9 Q&A 9 過失調査の期間は、どの程度かかりますか?

Q.過失調査の期間は、どの程度かかりますか?

A.平均 調査期間は2-3か月です。事案によっては6か月以上かかることもあります。

 過失調査について、当事務所が行っている具体的内容は以下の通りです。

  1. 診療録・画像所見の整理
  2. 一覧表、グラフの作成
  3. 医学文献の収集・分析
  4. 報告書の作成
  5. 専門医とのディスカッションと報告書作成

 診療録や画像資料の調査は、2か月程度かかることが通常です。まず、診療録の中で重要と思われる事実を抜き出し、必要であれば検査データを一覧表にして、グラフ化します。それをもとに、事実関係を洗い出して、問題になる点を絞っていきます。
 その際、医学的な問題があると考えられる場合には、問題点が2,3点に絞られるのが通常です。しかし、時には複合的に問題が重複して起きていると思われるケースもあり、そのような場合には、分析に時間がかかります。
 当事務所では、診療録や画像データを表やグラフにすることと並行して、専門家の意見が必要なケースかどうかも検討し、必要と判断した場合は、ご依頼者と相談の上、各専門分野の専門医に加わってもらい、ディスカッションをしながら、さらに問題点を明らかにしていきます。専門医のスケジュールによって、多忙な医師に時間をとってもらうため、3~4か月かかることもありますし、複数の医師で意見が異なるようなケースでは、複数の専門医に話を聞くため6か月かそれ以上かかることもあります。

 当事務所では、訴訟提起をする前に、全例このような調査を行っています。このような調査なしに、医療訴訟で勝訴する見込みを立てることはできません。また、医療訴訟を行うべきでないかどうかも、ここまでの調査を行わなければわかりません。
 当事務所では、不十分な調査のまま訴訟提起して、ご依頼者の方が費用だけを費やす、という最悪の事態を避けたいと思っています。ご依頼者の納得がいくまで、調査を十分に行います。

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医師・弁護士 富永 愛(大阪弁護士会所属)

この記事を書いた⼈(プロフィール)

富永愛法律事務所
医師・弁護士 富永 愛(大阪弁護士会所属)

弁護士事務所に勤務後、国立大学医学部を卒業。
外科医としての経験を活かし、医事紛争で弱い立場にある患者様やご遺族のために、医療専門の法律事務所を設立。
医療と法律の架け橋になれればと思っています。
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